設立した。今後の新産業のビジョンはないと行けないので「イノベーション25特命室」も
造って、その職員はたくさんの方々に「20年後の社会はどうなっていると思いますか?」
という質問を聞いている。
ところで、その質問に対して宇宙飛行士の土井隆雄氏は「宇宙旅行が安く、安全になって、
一般庶民でも宇宙旅行ができるようになっている」と述べた。悪くないではないかと思われ
るが二つのコメントは考えられる。
@ 確かに、20年後までに宇宙旅行産業は拡大して、軌道上ホテルもビッグ・ビジネスに
なって、月面旅行のスタートも可能である。そうしたら、世界経済の成長に大いに貢献する
新産業だけではない。その上、打ち上げ費用を現在の1%ぐらいまで安くなれるので、宇宙
資源の利用、CO2なしエネルギー源も含めて、は経済的に可能になる。これは地球人の間
の平和になくてはならない条件なので、宇宙旅行の発展の重要性は極めて高い。
A もう一つのコメントはある。土井氏が宇宙旅行の可能性はわかるのに、彼を雇用してい
る宇宙局はこの方向に全然進歩していない。反対だ。10年中「宇宙旅行拒否政策」を行っ
てきている。その上、この宇宙局の「失われた10年」の間に「資源戦争」は始まった。
しかし、長期的な対策として、人間は地球の限られている資源の変わりに宇宙にある無限の
資源を使うようになるしかない。ただし、こうするために、軌道までの打ち上げ費用を大い
に安くしなければならない。
従って宇宙旅行拒否政策のために打ち上げ費用が全然安くなっていないので、この政策は既
に国民の負担になっている。この進歩なし状態の変わりに、20年後までに宇宙にある無限
の資源の経済的な利用を始めるために宇宙政策を早速に直さなければならない。
しかし、宇宙旅行が今のままで民間活動だけですれば、進歩はそんなに速くない。日本は特
に遅い。それより政府が本気でこの新産業ができるだけ早く成功するように力を出せば、そ
の発展は魅力的になれる。
そうするために、最初のステップとして、弾道飛行型の宇宙旅客機を造って、運用しないと
他国より遅くなり過ぎる。最良の戦略をしようとすれば、垂直離着陸型も水平離着陸型もの
旅客機製造チームの両方に予算を上げることは望ましい。それでも数百億円しか要らないの
で、全然難しくない。しかし、日本人の子供達と若者達にとって魅力的な新サービスを生み
出して、「理科離れ問題」の対策にもなるので、便益は多い。
宇宙旅行は低コスト打ち上げのへ窓口なので地球外経済発展への道である。そして地球外経
済発展は地球環境の保健の基礎的な政策だろう。土井氏は上記のことをはっきり説明すれば
、国民の責任を見せるだろう。