第二次世界大戦中にも、ドイツ空軍はロケット戦闘機を使いました。その発展が続いてたら、1950年には弾道宇宙旅行サービスは開始できたはずです。しかし米露の長距離ミッサイルの競争のために、政府の宇宙飛行士は使い捨て型ロケットに乗ることになって、現在でも同じロケットを使っています。
不思議なのは、50年前に初めて軌道へ行ったロケットは現在でも一番安いロケットです。先進国の宇宙局が使ったお金が百兆円を越えているのに、宇宙旅行を一円でも安くしていません。従って、今から宇宙旅行が遥かに安くなる可能性は充分あります。それに基づいて、宇宙の無限の資源の利用は安くなって、地球環境問題を基礎から解決することもできることになります。
確かに、最初の乗客はお金持ちの人でしょう。しかし、トーマス・クック社の19世紀のサービスに比べて早く安くなります。弾道飛行型宇宙旅行の乗客が毎年百万人になったら一人当たり50万円まで安くなります。これは誰でも行ける値段でしょう。若者に聞いて下さい。
もし、政府のイノベーションとして、宇宙旅行の体験を義務教育に入れば、予算は毎年約5千億円になります。しかし、同じ金額の公共工事の変わりに実現すれば、経済活性化への貢献は多いでしょう。日本人の若い人達の理科離れ問題の対策としての影響も最高でしょう。
又、信頼性が高い機械は日本のメーカの得意なので、中国の早急に発展している宇宙産業に追いつかれないように、宇宙旅行は唯一のビジネス・チャンスです。日本の指導者はイノベーションの重要性をよく指摘します。日本の21世紀が明るくするために、このぐらいのイノベーションはなくてはなりません。